工藤公康、中日新監督に就任 背番号81で再建へ、指導陣と選手に大規模な入れ替え

中日の新監督に就任した工藤公康氏が、背番号「81」を背負ってチーム再建に乗り出す。球団は監督交代にとどまらず、コーチ陣や選手にも大きな変化が起きており、来季に向けた新体制づくりが進んでいる。
中日は今季、60勝81敗2分で2年ぶりの最下位に終わり、6年連続のBクラスが決まった。開幕から5連敗と出遅れ、主力選手のけがも重なって序盤から苦しい戦いに。逆転負けは40回に達し、2リーグ制以降の球団ワーストを記録した。Bクラスが確定したのは9月19日の巨人戦だった。
後任を託された工藤氏は、ソフトバンクを7年間率いてリーグ優勝3度、日本一5度を経験。10月15日に名古屋市内で開かれた就任会見では、ソフトバンク監督時代と同じ背番号81を着けることが発表された。加藤宏幸球団社長によると、球団幹部が複数回にわたって直接就任を打診し、受諾を得たという。
選手、コーチとして中日に在籍した経験のない工藤氏の起用は、OBを中心に監督を選んできた球団にとって異例だ。名古屋市出身の工藤氏は会見で「名古屋の人に少しでも恩返ししたい」と決断の理由を語り、「僕自身、決して監督が偉いとは思っていない」と、チームを動かすのは選手だと強調した。加藤社長は「勝ち方を知っている監督」と期待を示している。
新監督の就任に先立ち、松中信彦打撃統括コーチ、平田良介外野守備走塁コーチ、落合英二投手コーディネーター、中村豊2軍外野守備総合コーチの4人が今季限りで退団すると発表された。退団理由は公表されていない。落合氏は一度退団が発表された後、井上監督の説得で残留し、2軍監督としてウエスタン優勝とファーム日本一に導いた経緯がある。
選手の契約見直しも続く。球団は9月29日に福敬登ら6人、翌日に辻本倫太郎とブライト健太、10月1日に知野直人へ来季契約を結ばないと通告。新監督のもとで、チームの顔ぶれは大きく変わることになりそうだ。
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